事業再構築補助金がついに公募開始したね!
そうだね。
新型コロナウイルスの影響が長期化している中で、ウィズコロナ自体の経済社会の変化に対応するための事業再構築を図る事業者の支援をしてくれる事業再構築補助金。
申請開始は4月15日ごろだと発表されたね。
そうそう、支給される額の大きさも、広く話題にあがっている要因のひとつなんだ!
実際どのくらいの額が支給されるの?
事業再構築補助金は最大でいうと、なんと1億の支給がされるんだ。
い、い、1億…!
ただ、最大1億の支給となる卒業枠とグローバルV字回復枠はかなりハードルも高く、採択数も限定となっているんだ。
中小企業の申請のメインとなる「通常枠」は中小企業だと最大6,000万円だよ
それでもかなり高額だよね
そうなんだ。どの枠も最低でも100万円以上の補助額となっているんだ!
じゃあ、今回は事業再構築補助金の補助額・補助率についてもう少し詳しく説明していこう!
1.補助額・補助率
事業再構築補助金は、通常枠、卒業枠、グローバルV字回復枠、緊急事態宣言特別枠にわかれているんだ。
補助額は、通常枠の場合、中小企業は最大6,000万円、中堅企業は最大8,000万円。
卒業枠とグローバルV字回復枠だと最大1億円。
緊急事態宣言特別枠だと最大1,500万円だよ。
詳しい金額や補助率は以下の表をみてね。
中小企業 | ||
補助額 | 補助率 | |
通常枠 | 100万円~6000万円 | 2/3 |
卒業枠 | 6,000万円~1億円 | 2/3 |
※卒業枠の対象は? 400社限定。事業計画期間内に、組織再編、新規設備投資、グローバル展開のいずれかにより、資本金または従業員を増やし、中小企業から中堅企業へ成長する事業者 |
中堅企業 | ||
補助額 | 補助率 | |
通常枠 | 100万円~8,000万円 | 1/2(4,000万円越は1/3) |
グローバルV字回復枠 | 8,000万円~1億円 | 1/2 |
※グローバルV字回復枠の対象は? 100社限定。以下の要件をすべて満たす中堅企業 ①直近6か月間のうち任意の3か月の合計売上高がコロナ以前の同3か月の合計売上高と比較して、15%以上減少している中堅企業。 ②補助事業終了後3~5年で付加価値額または従業員一人当たり付加価値額の年率5.0%以上増加の達成を見込む事業計画を策定すること。 ③グローバル展開を果たす事業であること。 |
緊急事態宣言特別枠 | ||
従業員数 | 補助額 | 補助率 |
5人以下 | 100万円~500万円 | 中小企業 3/4 中堅企業 2/3 |
6~20人以下 | 100万円~1,000万円 | |
21人以下 | 100万円~1,500万円 | |
※緊急事態宣言特別枠の対象は? 通常枠の申請要件を満たし、緊急事態宣言に伴う飲食店の時短営業や不要不急の外出・移動の自粛などにより影響を受けたことで、令和3年1月~3月のいずれかの月の売上高が対前年または前々年の同月比で30%以上減少している事業者。 緊急事態宣言特別枠で不採択になってしまっても、加点の上、通常枠で再審査される。 |
補助額が最大1億円となっている卒業枠やグローバルV字回復枠は採択数も限られていて、要件も厳しく狭き門となっているんだ。
要件にあえば申請をしてみる価値はある。
だけど多くの中小企業は通常枠の申請がメインとなると考えておくといいかもしれないね。
だけど、通常枠でも最低でも100万円から最大6,000万円となると、かなりの額だよね。
そう。それだけに事業再構築補助金は以前からとても注目されているよ。
2.まとめ
今回のまとめだよ。
・事業再構築補助金の補助額は、100万円~1億円と高額。
・補助額が最大1億円の特別枠は、採択数に限りがあり、ハードルも高い。
・中小企業の多くは100万円~6,000万円の通常枠に該当する可能性が大。
事業再構築補助金の補助額は通常枠でも最大6,000万円とかなり高額だね。
コロナの影響を受けている事業者は、この事業再構築補助金を活用して、新分野展開や業態転換を試みることができる。
ピンチをチャンスにかえてしまおう!といったところだね。