事業再構築補助金は、他の複数の補助金と併用して、受給することはできるの?
いい質問だね。
まず、結論から言うと、対象となる経費が異なる別の事業であれば、併用は可能とされているよ。
じゃあ今回は、事業再構築補助金は他の補助金と併用できるのか、どんな補助金との併用が可能なのか、もう少し詳しく説明していこう。
1.異なる事業での申請であれば併用は可能!
冒頭でも言ったように、事業再構築補助金は、異なる事業での申請であれば他の補助金との併用は可能とされているよ。
それはつまりどういうことなの?
つまり、たとえばものづくり補助金で申請した設備経費とは、異なる事業での設備経費を事業再構築補助金で申請する。
といったやりかたであれば併用は可能ということだね。
2.どんな補助金と併用可能?
どんな補助金と併用できるの?
そうだね。
今、代表的な補助金である、
・ものづくり補助金
・小規模事業者持続化補助金
などと併用したいよね。
併用することで、大きな額の補助を受けることができる。
中でも、ものづくり補助金は事業再構築補助金と性質の似ている補助金だから併用しやすいんだ。
この2つを併用できる例として以下のようなケースが考えられる。
併用が可能と予想される例
アパレルショップを運営しているが、コロナの影響で売上が大きく減少。
売上拡大を狙い、ネット販売事業と新商品の開発に取り組む計画を策定。
ネット販売事業に事業再構築補助金を使い、新商品の開発にものづくり補助金を使う。
3.同一事業で複数の補助金の併用はできない。
ただ、同一事業で他の補助金と併用することは禁止されているんだ。
これはどういうことかというと、
たとえば事業再構築補助金で申請している事業(取組)で購入する設備と、同じ設備の購入を目的に、ものづくり補助金で受給することはできないということだ。
同じ使用目的である設備に対して、2つの補助金を受け取ることはできないということだね。
そういうことだね。
4.まとめ
今回のまとめだよ。
・事業再構築補助金は、他の補助金と併用が可能。
・ただし、同じ事業で複数の補助金を受けることはできない。
・併用しやすい補助金はものづくり補助金
事業再構築補助金だけでも額の大きい補助金だけど、補助金をうまく併用することで、補助される額がさらに大きくなる。
事業再構築への可能性が広がるよね!