第6回公募中の事業再構築補助金ですが第5回公募の採択発表日も差し迫っています!
事業再構築補助金の第5回公募の採択結果は2022年6月上旬から6月中旬に発表される予定となっています。
採択後は、いよいよ補助事業を開始し、補助金を受け取ることができます。
しかし、実は採択後に、補助金の受け取りをするまで、たくさんの手続きがあり、複数の書類を提出する必要があります。
これらに不備や、スケジュールどおりに進めていない場合、補助金の受け取りができなくなる可能性があります。
採択後に必要な手続きや、提出書類などは、しっかりと確認しておきましょう。
目次
事業再構築補助金とは?
改めて、事業再構築補助金とは、コロナ時代の今、変化する経済社会に対応するための事業再構築を支援してもらえる補助金です。
新型コロナウイルスの影響を受けた中小企業などが、事業再構築を試みるべく、新分野展開、業態転換、事業・業種転換、事業再編などに挑戦する場合、その事業にかかった経費を補助してもらえます。
事業再構築とは、新分野展開、事業転換、業種転換、業態転換または事業再編の5つのことを指します。
事業再構築補助金に申請するためには、これら5つのいずれかに該当する事業計画を策定する必要があります。
・新分野展開とは……主たる業種や事業を変更せずに、新しい製品の製造や、新しい商品、サービスを提供することで、新たな市場に進出すること。
・業態転換とは……今まで行っていた商品やサービスそのものは変えずに、製品などの製造方法の変更や、商品やサービスの提供方法を変更すること。
・事業転換とは……新たな製品の製造や、新たな商品、サービスを提供することにより、主たる業種を変更せずに、主たる事業を変更すること。
・業種転換とは……新たな製品の製造、新たな商品、サービスを提供することにより、主たる業種を変更すること。
・事業再編とは……会社法上の組織再編行為などを行い、新たな事業形態のもとに、新分野展開、事業転換、業種転換または業態転換のいずれかを行うこと。
対象者
事業再構築補助金は、どんな事業主が対象なのでしょう?
まず、事業再構築補助金は新型コロナウイルスの影響を受けていることが前提となります。
それから、新分野展開、事業・業種転換、事業再編またはこれらの取組を通じた規模の拡大などの事業再構築のための取組みをする中小企業者(個人事業主含む)、中堅企業が対象となります。
公募スケジュール
令和3年、事業再構築補助金は第1回~第4回まで公募がおこなわれ、1回につき約2か月の公募期間が設けられました。
1回の公募期間中に、申請期間は約1か月あり、6月・9月・11月に採択結果の発表が行われました。
事業再構築補助金はいつ公募が始まり、いつごろ締切なのか、具体的な公募スケジュールは以下をご覧ください。
例:第4回公募スケジュール
公募開始:令和3年10月28日(木)
申請受付:令和3年11月17日(水)
応募締切:令和3年12月21日(火)18:00
採択発表日:2022年3月3日(木)
いつ採択結果が発表される?
気になる事業再構築補助金の採択結果の発表日ははいつなのでしょう。
事業再構築補助金の公式ウェブサイトに第4回採択結果の発表時期について以下のような記載がされています。
3/28(月)18:00から、第6回公募を開始いたしました。
申請の受付は、5月下旬~6月上旬に開始予定です。
第5回公募の採択発表は6月上旬~中旬を予定しています。
これによると、第5回公募の採択結果は「2022年6月上旬~中旬ごろ」とのことです。
過去の発表予定日と実際の採択結果発表日はいつ?
参考に、第3回公募までの採択結果の発表日がいつ行われたのか見てみましょう。
過去の採択結果の発表日はいつ?
第1回公募 6月上旬~中旬頃予定→令和3年6月16日(水)緊急事態宣言特別枠
第1回公募 6月上旬~中旬頃予定→令和3年6月18日(金)通常枠・特別枠・グローバルV字回復枠
第2回公募 8月下旬~9月上旬頃予定→令和3年9月2日(木)
第3回公募 11月中旬~下旬頃予定→令和3年11月30日(火)
第4回公募 2月下旬~3月上旬→ 2022年3月3日(木)
第4回までの採択結果の発表日を見てみると、すべて「○○頃~○○頃」のうちの最後の方に発表が行われています。
第5回公募の採択結果の発表日が予定されているのは「2022年6月上旬~中旬」ですので、第4回までのとおりに行くと、第5回公募の採択結果の発表は、6月中旬ごろということになりますね。
採択結果発表の時間はいつ?
採択結果の発表の時間はいつなのでしょう。
事業再構築補助金の過去第4回までの採択発表はすべて18:00ごろの発表でした。
ということは5回公募の発表も18:00ごろの可能性が高いと考えられます。
ただ、公式に「採択結果の発表日は○○日○○時」とのアナウンスがあるわけではないので確定はできません。
第5回公募から、今までとは大きく変わる日時に発表がある可能性も十分にありますので、あくまで予測ということをご了承ください。
過去の採択結果
過去第4回公募までの採択結果は以下のとおりとなっています。
第1回公募の採択率:約36%
第2回公募の採択率:約45%
第3回公募の採択率:約44%
第4回公募の採択率:約45%
申請者数や、それぞれの枠の結果については、以下の表をご覧ください。
- 第1回公募採択結果
件数 | 中小企業など | 中堅企業など | 合計 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
通常枠 | 卒業枠 | 特別枠 | 通常枠 | 特別枠 | V字回復枠 | ||
応募件数 | 16,897 | 5,167 | 80 | 71 | 14 | 2 | 22,231 |
申請要件を 満たした件数 | 14,783 | 4,315 | 69 | 60 | 11 | 1 | 19,239 |
採択件数 | 5,092 | 2,859 | 45 | 12 | 7 | 1 | 8,016 |
採択率 | 約30% | 約55% | 約56% | 約16% | 50% | 50% | 約36% |
- 第2回公募採択結果
件数 | 中小企業など | 中堅企業など | 合計 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
通常枠 | 卒業枠 | 特別枠 | 通常枠 | 特別枠 | V字回復枠 | ||
応募件数 | 14,800 | 48 | 5,884 | 59 | 9 | 0 | 20,800 |
申請要件を 満たした件数 | 13,174 | 36 | 5,071 | 45 | 7 | 0 | 18,333 |
採択件数 | 5,367 | 24 | 3,919 | 21 | 5 | 0 | 9,336 |
採択率 | 約38% | 50% | 約67% | 約36% | 約56% | 約45% |
- 第3回公募採択結果
件数 | 通常枠 | 大規模賃金引上枠 | 卒業枠 | 緊急事態宣言特別枠 | 最低賃金枠 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
応募件数 | 15,423 | 20 | 44 | 4,351 | 469 | 20,307 |
申請要件を満たした件数 | 14,103 | 18 | 37 | 3,933 | 428 | 18,519 |
採択件数 | 5,713 | 12 | 20 | 2,901 | 375 | 9,021 |
採択率 | 約37% | 約60% | 約45% | 約67% | 約80% | 約44% |
●第4回公募採択結果
件数 | 通常枠 | 大規模賃金引上枠 | 卒業枠 | 緊急事態宣言特別枠 | 最低賃金枠 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
応募件数 | 15,036 | 12 | 17 | 4,217 | 391 | 19,673 |
採択件数 | 5,700 | 6 | 8 | 2,806 | 290 | 8,810 |
採択率 | 約38% | 50% | 約47% | 約67% | 約74% | 約45% |
参考:中小企業庁ウェブサイト
まとめ
今回は、第5回公募の採択結果の採択率はどのくらいなのか予測していきました。
今年度も公募が開始された事業再構築補助金ですが、まだまだ採択のチャンスはありそうですね。
今回お話しした採択率などはあくまで予測ですが、ぜひ参考にしてみてくださいね。
正式に第5回の採択発表がありましたら、あらためてご紹介します!
今後も事業再構築補助金について、あたらしい情報をお届けしていきます!